株式会社 アステック エンジニアリング

フィラー

Q1. ローバキューム式のフィラーを使っていますが、バキューム式とそうでないもの(グラビティ式)の違いはなんですか。製品にとってどちらが優しいのでしょうか。

A. ローバキューム式フィラーはアルコールが飛んでしまいます(水蒸気状態になるので、凝縮するとアルコールが回収できます)。ローバキューム式の国産機が作られなくなったのはこのためです。また、バキュームで引くということは、外気を吸ってそれをフィラータンクに戻しているということです。フィラーの周辺環境が悪いと外気の汚染がフィラータンクに溜まることになります。このように、ローバキューム式には多くの問題点があり、グラビティ―式のほうが製品には優しいです。

Q2. 充填ノズルの先端にパッキンとしてOリングがあるタイプとないタイプがありますが、Oリングがないタイプのノズルでも液だれが発生しないのはなぜですか。

A. 構造は単純で、金属どうしを擦り合わせしているだけです。したがって、その部分に傷をつけるとシール性が低下します。しかし、Oリングの一部が製品内に混入するという心配はありません。Oリング式でも、Oリングの溝形状が精密に加工されていればOリングが破損、落下するということはありません。

Q3. フィラーの手前でフィルターをかけていますが、ビンの中に異物が発見されることがあります。フィルターを新しくしても改善しません。CIPもかけて充填ノズルを洗浄しているのですが、それでも異物が出るのはなぜでしょうか。

A. 液溜まりができやすい構造になっているノズルのパッキン位置の問題ではないでしょうか。焦げたような異物だとすると、バルブのシール位置の問題であることが疑われます。

Q4. ガスフィラーを使ってノンガス製品も詰めていますが、入り身が安定しません。入り身を均一にする良い方法はありますか。

A. ガスフィラーは年式が古いものではないですか。この現象は給液圧とフィラータンク内圧の圧力バランスが崩れることで発生します。フィラーを停止したときにバランスが崩れますので、このときに顕著にあらわれないでしょうか。バランスの崩れない制御回路を構築することが必要です。最近のガスフィラーには強制的に入り身線を合わせる装置がついていますので、この現象は生じません。

Q5. 陶器に一定容量を自動充填したいのですが、現在はビンに詰めた焼酎から移し替えています。何か良い方法はありますか。

A. ウェイトフィラーとボリュームフィラーの両方を組み込んだ半自動式フィラーが良いでしょう。陶器ですので形状も均一でなく、重さにもばらつきがあると思います。ウェイトとボリュームの両方を兼ね備えた方式だと、規定より軽く割れやすい陶器も発見できます。